闇に堕ちたエル子(第1話-旅の途中)

2018年6月27日

縁、というものは本当に不思議なものだとつくづく思います。

それまで何の関わりもなく、その存在すら知らなかった人と、ある日突然に出会う。
そして急速に近づきとても親しい間柄にすらなってしまう。

そんな出会いが、今から4年ほど前にありました。

その日私は、何気なく冒険者の広場の「みんなの冒険日誌」を眺めていました。
特にフレンド募集のカテゴリーを見ていたわけではありません。
それまで仲の良かったフレンドさんが突然ドラクエ10を休止して、寂しい思いをしていたことは事実としてありましたが、その頃は特に新しいフレンドさんが欲しいとは思っていませんでした。
ただ、確か何かやらなければならない仕事があったものの、どうにもやる気が起こらず、ただ漠然と日誌をナナメ読みしていたのです。

その中のひとつの日誌に、ふと私の目がとまりました。
その時起こったことをどのように表現すればいいのか・・・。

突然、私の目に飛び込んできた言葉の群れがあったのです。
私は「書くこと」が好きですが、「読むこと」も同じぐらい好きです。
そして、私なりに「好みの文章」というものがあります。

その日誌は、当に私の好みの文体で書かれていたのです。
うまく言えませんが、絶妙な言葉選びとさりげないユーモアセンスに溢れた文章。
私の好きな作家に森見登美彦という方がいますが、その人の小説に初めて触れたときのような感動を、その人の書いた日誌に覚えたのです。

その時の衝動を、今も私は覚えています。

「この人とフレンドになりたい」

何故だか強く強くそう思いました。
そんな強い気持ちは、ドラクエ10を始めて以来持ったことはありませんでした。
今思い返しても、それは「運命の出会い」としか言い様がありません。

幸いなことにその日誌は「フレンド募集」のカテゴリーに書かれたものでした。
以前にも少し書いたことがありますが、私は、フレンド以外の人の日誌にはコメントをほとんどしません。
でも、その時は、その人とどうしてもフレンドになりたい!そんな気持ちが溢れ出し、夢中でコメントを書きました。
「是非フレンドになりたいです!」
と。

コメントを書いてから、その人の過去の日誌を遡っていくつか読みました。
驚いたことに、そのすべてが私の好みでした。
そして、その人が私と同じくスピッツファンであることを知ったのです。
明確に書かれてはいませんでしたが、同じスピッツファンであれば絶対に気付く「符牒」がその人の日誌にはたくさん仕込まれていたのです。

私はとても嬉しくなりました。
きっとこれから楽しい日々が始まるに違いない
何故だかそう確信していました。
新しい世界の扉を開いたような期待で、ふわふわと夢ごこちになったことを覚えています。

その人からフレンド申請があったのは、それから2日後のこと

不思議な不思議な出会いでした。

君はやってきた あの坂道を
かけのぼってやって来た

ゆううつな迷い子をなでるように
風は吹きぬけてく 旅の途中
(旅の途中/草野正宗)

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