アストルティア昔話(第10話) -ラビリンスへようこそ

2018年4月9日

よう!ちょっと久しぶりになっちまったが元気にしてたか?

え?オマエ誰だって?

だからプノッペだって!

5年以上故郷にも戻れず誰からも話しかけられないしがないプクリポだよ!
ああわかってるさ!うるせーなチクショー!!

レテリオ「……」

ま、まぁオレのことは置いといて。
前回の話はこんな感じだったな。

さて、そんなこんなでまたまたひとりぼっちになっちまったエル子だったが、元々フィールド狩が大好きだったこともあり、パパさんがいなくなってからも、落葉の草原でまだらイチョウやバサラーナを狩ってはのんびりとレベル上げをして、本人的にはそれなりにドラクエ10を楽しんでいたらしいぞ。

ただ、困ったことがひとつあった。

それは、日課にしている「魔法の迷宮」に一人で行かなきゃならないことだった。

コミュ障のエル子にとってオートマッチングの迷宮はとても敷居の高いコンテンツだった。
パパさんがいても他の2人は野良になるわけだが、知り合いが1人いるのといないのとでは安心感が全く違ってたらしい。

まぁゲームなんだからさ、気がすすまないコンテンツはやらなきゃいいだけなわけだが、魔法の迷宮は、報酬として一日一回「ふくびき券」が2〜3枚もらえるからな。
「ふくびき券」が超貴重だった当時は、出来れば毎日やりたい「日課」のひとつだったわけだ。

それで、エル子は嫌々ながらも勇気を振り絞って1人で魔法の迷宮に毎日行っていた。
マッチングされて迷宮の扉が開く音がするたびいつもドキドキしていたらしいぞ。
ほんと大げさな奴だな。

それでもさすがのコミュ障も、毎日同じことをやっていればだんだん平気になってきてな、迷宮のカギを使うときもあんまりドキドキしないようになったらしいぞ。
それどころか迷宮での「一期一会」を楽しむ余裕も生まれてきたんだと。
慣れってのはすごいもんだよな。

今の迷宮は、すっかりコインボスと戦ったりメタル系のコインでレベル上げをする場所になっちまったが、当時は通常迷宮をマッチングした人と回るのがほとんどだったんだ。

時間にすれば大したことないが、やっぱりマッチングした人の中には色んなヤツがいて、それなりに面白いこともあったようだな。

たとえば

●マッチングした槍僧侶さんが何故か全く回復行動をせず延々と槍で攻撃している。
おそらく普段前衛しかやってなかったんだろうなぁ。
⇒仕方がないので盗賊で行ったエル子がショボいホイミで頑張って回復していたが、案の定ボスで全滅。

●僧侶さんがいるのに戦闘後何故か「まんたん」を一切してくれない。
⇒仕方がないので盗賊で行ったエル子がずっと「まんたん」を担当していた。

●キッズに装備のダメ出しをされる
「うちのパパがその腕装備はダメだって言ってた!パパはすごく強いからパパが正しい!」
⇒時間は夜11時頃。「そうなんだ。教えてくれてありがとう!」と言いつつ、ひっそりと「子どもは寝ましょう」と思ったエル子だった。

●迷宮を走っていると突然チリリリンとお誘いの音がして、何事かと思ったら、迷宮の中にいる敵がターゲットになっている依頼書に誘ってくれていた。

●最後までハダカで迷宮を走り回り、まんたんをするたび「ありガタラ!」と返事をするドワ男さん。

とかな。

当時はマッチング運が悪ければ、ボスで苦戦することもよくあったが、ボス戦が大変であればあるほど勝ったときの嬉しさもひとしおで、その勢いのままお互いにフレンド申請をすることも珍しくなかったようだな。
ただまぁ、迷宮でフレンドになったヤツでその後も交流が続いたケースはエル子の場合は稀なんだがな。

そんな中、エル子には、魔法の迷宮で出会った後、今でも仲良く交流しているただ一人のフレンドがいるんだと。

その時の経緯はこんな感じだった。

エル子がいつものように迷宮に飛び込んだら、時間帯が悪かったのかその時はプレイヤー2人・サポート2人の構成になっちまった。
知らない人と2人で回る迷宮はニガテだったので、その時も早く終わればいいなぁと思いながら「まんたん」のありがとう以外は無言のまま先を急いだそうだ。
その時の職業構成やらボスやらは覚えてはいないが、ボスがやたら強くてな。
回復役だったエル子が真っ先に死んでしまったんだとさ。

エル子が「ごめんなさい><」と言いつつ戦況を見守っていたところ、確か戦士だったもう一人のプレイヤーも死んでしまい、サポート2人だけが残されたんだと。
これはすぐに全滅するなぁと思っていたエル子たちだったが、なんとサポート達ががんばってくれて、かなり粘ったらしい。
エル子ともう一人の戦士は死んだまま二人でサポート達に「がんばれー!」と声援を送ったんだと(笑)。
そしたら、なんと!ぎりぎりの状況ながらそのボスにサポートだけで勝ってしまった!
これには2人ともビックリで戦闘後お互いピョンピョン飛び跳ねて「おめでとう!」「ありがとう!」と言葉を交し合った。
その後すぐに「フレンド申請」が飛んできて、2人はめでたくフレンドになったというわけさ。
とは言うものの、普段ならそのままエアフレンドになるのがオチなわけだが、その戦士はなかなかフレンドリーなヤツでな、その後も時々エル子を誘ってくれて、一緒に迷宮に行ったり、当時流行っていた「竜のおまもり狩り」なんかに行ったりしたんだとか。
まさしく「縁は異なもの味なもの」だよなぁ。

まぁそんなこんなで一人でぼちぼちフレンドを増やしつつのんびりとアストルティアの旅を続けていたエル子だったんだが

ある時、そんなエル子にひとつの転機がやってくることになったんだ。

オイラちょっと疲れたから、その話はまた次回にさせてくれ。

アストルティア昔話(第11話) -コインボスは理論値の夢を見るかに続く。

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