【ネタバレ】5分でわかるVer4.1メインストーリー「栄光の勇者と消されし盟友」のアルヴァンとカミル
周囲の人に話を聞いてみたところ、「Ver4.1のストーリーの中でのアルヴァンとカミルがどういう人達かよくわからない」という声が多くありました。
今回の物語は、Ver2の王家の迷宮で語られた「千年前に魔王を倒した勇者と盟友」のお話なので、王家の迷宮を遊んでなかった人や人々の話を聞かなかった(テキストをよく読まなかった)人にとっては、どうしてもわかりにくい部分があるようですね。
なので、私がわかる範囲で今回のストーリーを補完してみたいと思います。
※偽カミルですみません
王家の迷宮のストーリー
まずは、王家の迷宮でのアルヴァンとカミルのお話を振り返ってみます。
迷宮の中で語っている「謎の女の亡霊」とはカミルのことです。
【エルノーラ】
「わしは王家の血を引く偉大なる彫刻家エルノーラである。
お前たちもグランゼドーラ城で剣を掲げる勇者アルヴァンとその盟友カミルの巨像を目にしていることだろう。
あれぞわしの大傑作。二人の英雄を象った、荘厳なるあの像がわしの名を確固たるものにしているに違いない。
しかし無念なのは完成後の式典を迎える前にハシゴから落ちてポックリ死んでしまったことよ。」
ここでグランゼドーラ城にある勇者の像を創った人物が出てきます。4.1のストーリー中にももちろん出てきますよね。
なんと完成後すぐにハシゴから落ちて亡くなっていました。カミルの像が壊されてしまったことをエルノーラさんが知らないままだということは不幸中の幸い、と言えるでしょうか。
まさに「知らぬが仏」・・・。
【謎の女の亡霊】
「この迷宮をさまよう魂の中には長い時を経て自分が何者かすら忘れてしまったものもいます。
そういうものはやがて迷宮の持つ大いなるチカラに取り込まれ、挑戦者の行く手を阻む守人となるのです。
私もまた自分の名前さえ思い出すことが出来ません。
遠からぬうちに迷宮の守人となってしまうのでしょう。
けれど、ああ、何故かしら。あなた達を見ていると、何かを思い出せそうな気がして。
もしかしてどこかで出会ったことがあるのかしら。」
「どこかで出会ったことがある」・・・今回のお話の伏線になっているセリフですね。
【フェリナ】
「私の名はフェリナ。私は許されるのでしょうか。
王女の身であるにもかかわらずグランゼドーラの意志に背いたことを。
追われる身となったあの盟友が闇に侵されたアルヴァン兄様の後を追い王家の迷宮へ入るのを手助けしたことを。」
カミルはグランゼドーラ王家の血筋の者ではないのですが、アルヴァンの妹フェリナの計らいにより、アルヴァンの魂を解放するために王家の迷宮に入ることになります。
そのあたりのお話は、メインストーリークリア後のサブクエスト「507 フェリナの決意」で明らかにされます。
【エメリヤ】
「そなたらは今代の盟友と勇者か。わらわはエメリヤ。
栄光あるグランゼドーラ王国の妃である。
我が息子、勇者アルヴァンは人の世を守るべく剣を振るい大いなる邪悪を討った。
我らの時代はアルヴァンに守られたのだ。
おお、どれだけの者が我が息子アルヴァンがグランゼドーラの国王となる日を待ち望んだことだろうか。
しかしその願いはかなわなかった。アルヴァンは平和な世を知ることなく命を落とした。
勇者アルヴァンは殺されたのだ。あの裏切り者によって。」
王妃は結局最後までカミルのことを裏切り者と誤解したまま亡くなってしまい、死してなおカミルに憎悪の念を抱いているのですね。
【謎の女の亡霊】
「またお会いしましたね。
私は長い間、自分が何者であるかも忘れ、この迷宮の世界でうつろに過ごして来ました。
まだ多くのことを思い出せませんが、あなたたちの勇気の輝きに触れたためか、やっと自分の成すべきことがわかりました。
生きていた頃、私はどうやら勇者アルヴァンに想いを寄せていた気がするのです。
アルヴァンは今もなおこの迷宮の底で苦しみの中にいるはず。
あの方を救い出さなくては。
どうか私を導いてください。この先へ続く暗黒の迷宮へ。」
メインストーリー中では明確にされなかったカミルの想い。
亡くなった後でようやくアルヴァンに想いを寄せていたことを告白するのです。
最後まで自分の想いを明かすことなく亡くなったカミル・・・想像すると胸が痛みます。
【謎の女の亡霊】
「ここまで導いてくださってありがとうございます。
よろしければ私の知る勇者と盟友の話を聞いてください。
盟友カミルは世に名を馳せた剣士でした。
あるときカミルはさる遠方の王国に招かれ、親善試合でウデを披露することになりました。
しかしカミルはその大切な試合の中で誤って対戦相手を殺めてしまったのです。
その上、不運にも相手は王族のものでした。
激怒した王は、カミルの首をはねようと剣を抜きました。
それを止めたのが招かれていたアルヴァンだったのです。
それがアルヴァンとカミルの出会い。すべての始まりでした。」
ここでアルヴァンとカミルの出会いについて語られます。
カミルが殺してしまった相手は、ファルエンデ国の王子様でした。
そのため、その妹であるヴィスタリア姫に強く恨まれ憎まれてしまうのです。
【謎の女の亡霊】
「ここまで導いてくださってありがとうございます。
きっとあと少しで勇者アルヴァンにも会えることでしょう。
親善試合での事件でアルヴァンに命を救われた盟友カミルはそれをきっかけにグランゼドーラに仕えることになりました。
カミルは自らの命を救ってくれたアルヴァンを深く敬愛していたといいます。
あるとき、不死の魔王の手先が巧妙にグランゼドーラ城へ入り込み、アルヴァンの命を狙ったことがありました。
危ういところにあったアルヴァンのもとへ駆けつけたカミルは不思議なチカラを放ち、手先を退けたのです。
カミルに宿った勇者を助けるためのチカラ。
それをグランゼドーラの賢者たちは盟友の目覚めだと告げたのです。」
カミルが盟友になったきっかけについて語られています。
盟友の盾を発動したのでしょうか。
【謎の女の亡霊】
「ああ、私はすべて思い出しました。
自分が何者であるかも、全部。
わかります。この先にアルヴァンがいる。
私、行かなくては。」
ここでようやくカミルは自分が誰で何の目的でここまできたのかを思い出します。
この後、アンルシアと盟友である主人公が、不死の魔王を倒す禁術を使ったために闇に取り込まれてしまい我を失ったアルヴァンを倒します。
その後、正気を取り戻したアルヴァンとカミルの魂がようやく解放されるのです。
そういえば、魔王討伐の前夜、アルヴァンはカミルを連れて何処かへ飛び去っていきました。
その後何があったのかは、前述したサブクエスト「507 フェリナの決意」で詳しく説明されています。
気絶させ??
アルヴァンに気絶するほど殴られたのでしょうかね。それとも「祝杯をあげよう」とか何とか言って強い睡眠薬を飲ませたか。
この部分については永遠の謎です。
それから、このアルヴァンの行動により、カミルは裏切り者の汚名を着せられることにもなってしまうわけです。
アルヴァンにはそんなつもりは決してなかったと思いますが、そこまで考えが至らなかったのでしょう。
皮肉な運命です。
アルヴァンとカミルのストーリーの大まかな流れ
以上の王家の迷宮のストーリーと、4.1メインストーリー・サブクエストを併せて、ストーリーをざっくりと振り返ります。
王国の親善試合で、カミルがファルエンデ国の王子様をうっかり殺めてしまう
↓
カミル、王族を殺した罪で処刑されそうになるところをグランゼドーラ王国の王子アルヴァンに助けられる
↓
カミル、グランゼドーラ王国に仕える剣士に
↓
不死の魔王の手下襲来
↓
アルヴァンの危機の際にカミルの盟友の力発動
↓
カミルが勇者アルヴァンの盟友となる
↓
カミル、不死の魔王を倒す禁術を発見
↓
ヴィスタリア姫と共にやってきた知将ジャミラスに邪魔され、カミルは禁術の正しい取り扱い方法を知らないまま持ち帰る
↓
禁術を使うと術者も死ぬことを知ったアルヴァンは、魔王討伐の前夜カミルをドラクロン山に誘い出し気絶させ、一人で魔王討伐に向かう
↓
アルヴァン、不死の魔王を倒すも禁術の副作用で穢れることに
↓
アルヴァン、天馬ファルシオンにより「王家の迷宮」に封じられる
↓
カミル、何とかして魔王城に辿り着くも時既に遅し
↓
カミル、アルヴァンの妹の計らいにより「王家の迷宮」へ入るもアルヴァンの元に辿り着く途中で亡くなる
残る謎
・何故カミルは「飛竜」を使えたのか。
・チャコル(猫)が何故あの時代にいたのか
・ラストシーンで、ファリスが何故現在のグランゼドーラに現れたのか
(これについては次回で明らかになりますね)
いかがでしょうか。
今回のお話、短いという声が多いですが、中身はかなり濃かったように思います。
今回のように伏線がきちんと回収されるお話はいいですね。
4.2のストーリーが待ち遠しいです。
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