アストルティア昔話(第5話)-エル子魔法論争に巻き込まれ・・・

2018年1月19日

るわけなかった!

よう!

オイラはプノッペ。
ジュレットの高台で冒険者をいつも眺めてるしがないプクリポさ。

え?何を見てるのかって?
主にここから飛び降りるヤツを見守ってるのさ。

なぁ知ってるか?
今はみんな当たり前みたいにここから飛び降りてっけどな。
昔はここは飛び降ることができなかったんだぞ。
すっげー不便だったんだぞ?

それをな

このオ・イ・ラが上に掛け合って飛び降りれるようにしてやったんだ。

みんな感謝しろよな!

え?上って誰だってか?

ま、まぁそれはな
「しゅひぎむ」ってやつがあってな・・・

そ、そんなことより例のエル子の話だろ?

例のエル子はめでたくフレンドができてのう、みんなで毎日そりゃもう楽しく冒険しておった。

って!

なんで婆さんの口調になってんだよ!ちげーよ!

まぁそれはいいとして。

そんなある日な、
エル子はフレンドの一人から「魔法使い集会」に行かないかと誘われたんだ。
ユーザーイベントってのは今もかなり盛んだけどもな、昔からぼちぼち開催されてたんだぞ。

「魔法使い集会」

ってのは、本職魔法使いを名乗るヤツが集まる集会らしい。
まぁ、最近はどんな職もスキル振り直してある程度は誰でもやれるけどもな、昔は恐ろしいことにスキル振り直しができなかったんだ。
だからな、だいたいどいつも「この職メインで行く!」というのが決まってたわけだ。それが「本職」ってやつよ。

ということは、だ。
うっかり間違えてスキルを振ってしまうとな、もう取り返しがつかないわけよ。
このエル子も最初に間違えてなんか違うもんにスキルを「2」ぐらい振ってしまって、ずい分後悔してたらしいぞ。
噂どおりのアホだなー。

まぁとにかく、エル子は一応僧侶メインでやってたからな、魔法使い集会には行けないと思ったわけだけど、フレンドが言うには見学も大歓迎だと。
それで、ユーザーイベントにも興味津々だったエル子はその集会に参加してみることにしたわけだ。

会場はラーディス王島の奥の方だったんだが、当時のエル子には、そこはすごく怖い場所だったらしいぞ。
なんたってあそこにはスターキメラなんかがわんさかいるからな。その頃のエル子にとってはあいつらはかなりの強敵だったわけさ。

まぁそんなわけで、集会当日、エル子は魔物に追いかけられながら必死に会場にたどり着いたんだけど、もう既にその頃にはかなりの数の魔法使いがそこに集まってたんだ。
そしてみんな思い思いにスターキメラとかを相手に魔法を披露してたんだと。

そこでエル子は知ったわけさ。
アストルティアには、「暴走魔法使い」と「覚醒魔法使い」の2種類の魔法使いがいることを。

さっき言った通り、当時はスキルの振り直しが出来ない上にまだまだスキルポイントも少なかったからな、魔法使いの場合、両手杖スキルかまほうスキル、どちらか一方にしかスキルが振れなかったのさ。

それで、両手杖スキルの「暴走魔法陣」を使って魔法を暴走させることのできる魔法使いと、まほうスキルの「魔力覚醒」で一時的に魔力を大幅にアップできる魔法使いのどちらが優れているかで当時論争が起こってたそうだな。

一例をあげるとだな。
暴走魔法陣で暴走させたラリホーは当時無敵のスキルで、あのネルゲルですら眠ったらしい。

ネルゲルだけに寝るゲル…

レテリオ「……オヤジギャグ」

おい!やめろ!そんな目で俺を見るな!
俺はおっさんじゃねぇぞ!

ま、まぁそんなことはいい。
それだけでなく、両手杖スキルだと魔力もMPも増えるんだな。だから両手杖に振るべきだと、暴走魔法使いは主張してたわけさ。

だがもう一方の「魔力覚醒」も中々すごいスキルだぞ。覚醒メラミはかなりの威力だったしな。
何より暴走魔法陣は「暴走しやすく」するだけで必ず魔法が暴走するわけじゃないが、覚醒の方は一定時間必ず魔力大幅アップだからな。

だからまぁどちらもすごいし本当に不毛な論争だわな。

そしてもちろんエル子には全く無関係な話だった。そこまでスキルが振れなかったからな。

でもな、エル子はその時初めて見た「魔力覚醒」にものすごく惹かれたんだと。

何故かって?

「だって名前が超カッコいいし!」

レテリオ「やれやれだぜ…。」

まぁ今はもうみんな知っての通り、魔法使いは覚醒して暴走するのが当たり前だけどな。
しかもこのエル子ですら器用さを上げたおかげで超暴走魔法陣を使えば100%魔法を暴走させることができるんだからな。

本当にすごい時代になっちまったもんさ。

それでもまぁ、昔は昔の良さもあってさ、不便だからこそ思い出に残るってこともあるわけだわな。

昔の不便な時代に戻りたいってわけじゃないんだけどな。
懐古厨ってやつかな?

さて、オイラの話はここまでだ。
次はまた誰か物好きな奴が続きを話してくれるだろうさ。

ああ早くオイラもキーエンブレム揃えて故郷に戻りてぇな。

アストルティア昔話(第6話)-そして2人だけになったに続く

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