アストルティア昔話(第3話)-遅れてきたエル子

2018年1月19日

わしの名前はトノトじゃ。
アズランの町に住んでおる。
レタラの奴にばとんたっちされてしもうたので、例のエル子の話の続きはわしからしてやるぞ。
の、が多いな。すまん


前の話はここから読むとええぞ。

木陰の集落を後にしたエル子は、一目散に次の目的地アズランめがけて突っ走った。
魔物はほぼ「するー」じゃ。

何しろれべるも低いもんでの、とりあえず逃げて逃げて逃げまくるしかなかったんじゃ。
そんなことをしとらんと、しっかりれべる上げをすれば良かったんじゃがな。
すとーりー大好きくえすと命なエル子は、とにかく話を先に進めたくて仕方なかったんじゃ。

そんな中、ふと見ると、近くでわいわいと楽しそうにぱーてぃを組んで魔物狩りをしておる集団がおっての。
「せっかくのオンラインなのに私は1人きりだ」
なんてな
エル子は一抹の寂しさを覚えつつ、その集団を横目にひたすらアズランを目指したんじゃ。

アズランに着いてすぐエル子の目に飛び込んできたのは、なんとも可愛らしいカムシカの姿じゃった。
「いつかあれに乗りたいな」
その時エル子はぼんやりそんなことを考えておったんじゃが、まさかそれが現実のものになるとはのう。
時が経つというのはすごいことじゃの。

それはともかく。
エル子の歩みはゆっくりじゃった。
りあるが忙しかったこともあって、毎日ろぐいんできるわけでもなかったし、何しろ何をやるにも効率的にやることは全く考えとらんかったからのう。
致し方ない話じゃわ。

当時、高れべる僧侶たちの間では「マリンスライムのザキ狩り」が流行しておっての。
まぁ高れべると言うてもな、れべるきゃっぷが50の時代じゃからな。
れべる45で覚えるザキという呪文を使ってマリンスライムを即死させることで効率的にれべるを50まで上げていたんじゃ。
くえすと報酬も試練もめたきんもなかった時代じゃから、ふぃーるどに出て敵を倒す以外にれべる上げする方法はなかったもんでのう。

情弱なエル子の耳にさえ、この話は届いとった。
何しろ「広場戦士」が連日この問題で暴れとったからのう。
つまり、「ザキ効きすぎ」「バトルバランスおかしい」「僧侶だけずるい」みたいなやつじゃな。
まぁ当時それをやっていた者に聞いたところ、実はそれほどザキの成功率も高くはなかったらしいがの。それでも3割も効けば即死系呪文としては十分じゃわな。

で、エル子は思ったわけじゃ。

「オレ、早くレベル上げてマリンスライムをザキで倒すんだ!」(フラグ)

しかしな、

残念なことに、次のバージョンでザキの成功確率が下げられての、おまけに魔物に一定の即死耐性までつけられたそうでの、
ザキはちーっとも効かん呪文になってしもうたんじゃ。
(余談になるが、何故か魅了された仲間には今でもザキはよーく効くのう。なんでじゃろな。)

にゃんですって!??

とアストルティアの中心で叫んだエル子じゃが、時すでに遅し、というわけじゃな。

まぁそんなわけで、ザキでさくさくれべる上げというエル子の目論見は、見事はずれたわけじゃ。

ついでに言うとくとのう。

一時期アストルティアでは「タイガークロー」が猛威をふるっておっての。
言わずと知れた爪特技なわけじゃが、メダル王からもらえる「ひらめきのゆびわ」を装備した状態でタイガークローが使えるきゃらは「平田」などと呼ばれて大人気だったんじゃ。(ひらめきタイガーの略じゃな)
何故かというとな、当初は「ちいさなメダル」は貴重なあいてむでな。手に入る機会は今ほど多くなかったんじゃ。
そのメダルを集めてあくせさりーに交換すること自体が大変だったもんでな。
「ひらめきのゆびわ」を装備していて、しかもタイガークローが使えるというのはなかなかすごかったわけじゃ。

まぁそのうちメダルが手に入る機会も多くなってきて、わりかし誰でも「ひらめきのゆびわ」が装備できるようになったんじゃが、その結果、カミハルムイにおる「ピンクモーモン」狩りが大流行してな、一時期はピンクモーモンが絶滅してしまうんじゃないかと、わしは気を揉んでおったよ。

ところがな

なかなかそこまで到達しきれんやつもおるわけでな。

このエル子がまさにそれじゃ。

みんなが楽しそうにピンクモーモンを狩っておるときも、まーだぜんぜんれべるがあがっとらんでな、タイガークローなんぞ覚える余裕はなかったんじゃ。

エル子は思っとった。

そのうちきっと!私にもみんなと同じようにピンクモーモン狩る日はくる!

もちろん、その日はやってきたぞい。

じゃがのう…

その頃にはのう、タイガークローも修正されてのう、大幅に弱体化されてしもうたんじゃ。

にゃんですって!??

とまたまたエル子は叫ぶことになったんじゃが…。

致しかたないのう…。

すべてにことごとく遅れをとる女

それがこのエル子じゃな。

今日のところはわしの話はこんなもんじゃ。

また気が向いたら何か話してやるでの。
遊びにくるとええ。

アストルティア昔話(第4話)-エル子はじめての4人PTに続く

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